不眠症により、就寝中にもリラックスできずに深い睡眠に入れなくなってしまうのは、頚椎のズレや頚椎のカーブに異常を来していることがひとつの原因となっています。
背骨の首部分の頚椎の周囲には自律神経の核が多くある関係で、交感神経を刺激して交感神経優位になっていると、睡眠障害が起きてしまうのです。
首こりの緊張が自律神経の乱れを誘っている可能性が高い自覚症状として、「肩こり症状がひどくて眠れない」、「首がこっていて、何度も目覚める」などがあります。このような場合は、睡眠障害を受けているはずです。
頸椎が大きく歪んでいると神経圧迫も深く大きくなりますから、手や腕のしびれも強くなったり広範囲にわたって不眠体調不良が出ることが多く、朝起きると、首筋と肩が辛い不眠症症状の訴えも出ます。
枕の高さが適切でなければ逆に首が正常であっても、寝ている時に首のカーブに異変を来して、交感神経優位になり不眠症を招いてしまいます。
「旅先で、枕が合わなくて良く眠れなかった」という話がありますが、これも首の交感神経を刺激した、一時的な睡眠障害なのです。
◆ 2つのタイプの不眠症の原因
大別して睡眠障害である不眠症には2つの原因があります。ひとつは自律神経失調症などで自律神経のアンバランスを引き起こし、上記のように肩こりや首筋のこりから来て交感神経優位になっている不眠症です。
もう一つのタイプは、レム睡眠とノンレム睡眠の2つの繰り返しが約90分の周期で4から5回あって目覚めると言われていますが、この周期が睡眠時の脳波が乱れで変調を来たすことにより、深い眠りに入っていけない不眠症です。
15種23個の頭のゆがみから脳波の乱れが起きて、脳波の睡眠リズムが乱れレム睡眠とノンレム睡眠の不都合が起きて不眠症が起きているのです。
このタイプは、顔のゆがみが解消されればいいわけですし、上部頸椎の矯正により寝つきが悪い(入眠困難)、夜中に目が覚める(中途覚醒)、眠りが浅い(熟睡困難)、朝早く目が覚める(早朝覚醒)も改善します。
■ レム睡眠とノンレム睡眠
睡眠の質と量が最適だと言えるのは、これらのレム睡眠とノンレム睡眠が、リズミカルに規則正しく交互に繰り返しながら、段々と眠りが浅くなってスッキリと目覚めて、日中に眠くならないことでしょう。
レム睡眠は心の平安を与え、ノンレム睡眠中は体の恒常性維持のためのメンテナンスが行われていると言われていますが、質の良い睡眠と適度な量の眠りが健康的な暮らしのためには、必要不可欠なのです。
レム睡眠は、日中の経験の様々な事柄から必要なものを記憶していると考えられており、赤ちゃんは眠りの半分近くがレム睡眠なのは、日々の多岐にわたる学習に対応しているからなのです。
ノンレム睡眠中においては、起きている間に学業や労働により働き続けた脳がリフレッシュしながら、同時に成長ホルモンを大量に分泌しています。
■ ノンレム睡眠時に分泌される、成長ホルモンの働き
この成長ホルモンは、人間の成長を促進させているばかりではなく、疲労回復や皮膚の再生(美肌効果)や育毛などの美容効果の役割も果たしているのです。
もし、「身長が伸びない」と悩まれているのでしたら、睡眠障害の解消が効果的かも知れません。 「子どもの身長を伸ばす治療を、お願いします」と、お母さんからの問い合わせをよく戴きます。
「体のゆがみが改善されると、1〜2cmくらいは背が伸びます」 と説明しています。 体のゆがみが取れると背骨のゆがみも改善されます。 その他、顔のゆがみの原因である頭蓋骨の歪みや足指変形改善もされて、総合的に背が伸びるのです。
詳しくは、頭が曲がっていると頭蓋骨のつなぎ目である縫合の隙間が開いています。 この隙間が埋まると横に拡がっていた頭が縦に伸びます。 歪んでいた背骨が伸びると背骨のクッションである椎間板の圧迫がなくなると、背骨の隙間が確保できて背骨が伸びます。O脚やX脚で膝の隙間が改善されて脚が伸びた。 扁平足が改善されると土踏まずがないのがスペースが確保されると足の甲が高くなった分、身長が伸びます。
このように、総合的な身長 伸ばす方法が上部頚椎カイロプラクティックで対処できるのです。
夜以外にも眠気をもよおします場合は、体調不良症状に陥った時や風邪をひいている時などですが、これは眠りにより成長ホルモンの分泌を促進させて、体の回復を図るための免疫力を高めようとする本能の働きなのです。
これも広義の意味での自然治癒力の一環であると言えますが、良質の睡眠は体調維持や健康のためには、ないがしろにしてはいけない問題なのです。
成長ホルモンは、成人になっても分泌し続け、深い睡眠時と特に寝入りばなに大量に分泌して、体内の脂肪を分解する働きも担っています。
深い眠りのノンレム睡眠時に分泌される成長ホルモンの分泌が阻害されている人は、体内で十分に余分な脂肪の分解や燃焼されずに、肥満に陥ってしまう傾向なのです。
さらに睡眠不足は脳に満腹刺激を与えるホルモンレプチンの働きを悪くして食欲を増進させるホルモングレリンの分泌を増やし脂肪を蓄積しやすい体質になってしまいます。
拮抗関係にあるこの2つの、レプチンとグレリンとのホルモンバランスが崩れると体は異変を感じてエネルギーの消費を抑制するからなのです。
上部頸椎の矯正後に、自然に痩せてくる方がいらっしゃいますが、成長ホルモンの分泌が促進された結果と、体のむくみ改善が起きているからなのです。
それと、 無呼吸症候群(SAS) の いびきをかく人は仰向けで就寝中に下の根元が喉に落ち込む、「舌根沈下」の現象が起きています。
その結果として、気道を塞いで呼吸にも妨害が起きて、全身が酸素不足状態になって睡眠が浅くなり成長ホルモンの分泌が約70%も落ち込むとも言われています。
ダイエット効果があまり出ない方は、いびきをかいて成長ホルモンの分泌が阻害されているのかを疑ってみる必要があります。
◆ 成長ホルモン不足によりて出やすい症状
◇ 疲れがたまりやすくなった
◇ 手足が冷えて仕方がない
◇ 皮膚がカサカサする肌荒れ
◇ 集中力が続かない
◇ 意欲が湧いてこない
◇ 情緒不安定
◇ 心血管性疾患(狭心症、心筋梗塞、脳梗塞など)
◇ 中性脂肪の増加
■ 質のよい睡眠と体内時計の関係
睡眠の質に作用する要素としては、1日25時間リズムの体内時計も深く関係しており、夜には眠りのホルモンであるメラトニンが明け方には目覚めのホルモンのコルチゾールが分泌されます。
人間の体温やホルモンの分泌を制御している体内時計の周期は、平均25時間であることがわかっています。
一周24時間の地球の自転周期とは1時間のズレが起きますが、このズレを太陽光を浴びることで修正されるといわれているのです。
体内時計は、眼の奥の視交叉上核(しこうさじょうかく)という部位にあり、各器官に指令を出す重要な役割を果たしているのです。
朝の日光を浴びると、14時間後に眠気をもよおすホルモンであるメラトニンの分泌が始まって、順調な睡眠に結びつくのです。
起床後はすぐにカーテンを開けて、太陽光をしっかりと全身に浴びましょう、もし窓に日が差さない場合は、外に出て散歩でもしながら太陽光の恩恵に浸るのがいいでしょう
したがって、夜の暗らさが眠気を誘い、朝の明るさにより目覚めるのが自然の法則に適ってはいるのですが、仕事に追われている現代人にとっては従えない面もありますが、明かりの遮断や照明に工夫をこらして、ご自身の体内時計にも気を使うべきです。
入眠時には、血圧と体温が低くなって、目覚めが近づくにつれて血圧と体温が上昇し、昼間の体が活動している時にはもっと上昇して、体温や血圧が夜になると下降して眠気を誘うのです。
室内温度や風通しも整えるような、睡眠環境の保全が安眠を維持しますから、室内環境も大切な要素ですし、適度な疲労感も眠気に作用しますから、運動不足にも注意を払うべきです。
質の良い眠りに導けるように周囲の環境や総合的な睡眠のバランスを整えてみて下さい。
それでも不眠症が改善しない時は、上部頸椎カイロプラクティックの矯正を考えてみて下さい。 !
つらい不眠症の改善は、レム睡眠とノンレム睡眠のバランスを自然治癒力整体作用で正す。