■ 口が渇く 舌が痛い、口腔乾燥症(ドライマウス)の原因 。
顎の周囲には、多数の唾液腺が存在しますから、顎関節症原因である顎関節の位置異常により唾液の分泌を阻害していると唾液が少なくなり、口の中の渇きとか喉の渇き、唇の渇きを招く口腔乾燥症のドライマウスとなってしまいます。
唾液は食事中だけではなく、しゃべっている時も眠っている時も常に時と場合に応じて分泌され続け口の中を唾液成分により清潔に保っています。
この体内における唾液分泌のメカニズムが狂ってしまいますと大変なことで、口内乾燥症や唾液欠乏症で苦しまれる場合もあります。唾液分泌不足で唇が渇いて唇割れるのも伴います。
時と場合に応じてとは、例えば興奮したり緊張を伴っている場合は口の中は、さらっとした唾液ではなく小唾液腺から多く分泌される粘り気のある唾液で満たされます。これは交感神経優位になり唾液の分泌もそれに対応したものになっているためです。
成人では1日あたりに 1.5リットルの唾液を分泌すると言われていますが、お小水の量とほぼ同じくらいを1日に出しているわけですから、これが滞ると、口の中の渇きとか喉の渇き、唇の渇きを招いて口内乾燥症や唾液欠乏症となるのです。
その他に鼻づまりによる口呼吸、風邪薬や鎮痛剤の服用も口内乾燥症の原因になることもあります。
■ 唾液の分泌と唾液成分
唾液腺は、大唾液腺である耳下腺、顎下腺、舌下腺と小唾液腺の口唇腺、頬腺、舌腺および口蓋腺、洗浄腺の合計8種類も備わっているため、唾液は全体の量だけではなく、唾液の質であるこれらがバランス良く働くことこそ健康を維持するために大切なのです。
唾液の分泌がバランスを保てていない分、消化器系の内臓にも負担をかけることになり、長期に渡る悪循環により、やがて胃痛などの内臓疾患へとつながります。このように顎関節の位置がくるうことで起こると考えられる唾液の分泌異常は生体に大変な悪影響を及ぼしてしまいます。
小唾液腺の洗浄腺は食後に口の中を洗浄する役目で、つまり虫歯にならないように殺菌作用が働きますから、食後30〜60分間は歯を磨かない方が賢明で、この洗浄の時間を与えずに、歯磨きをするのは自然の理に反することなのですから、豆知識として知っておいて下さい。
8種類の唾液腺は、すべて口の周囲に存在しているわけですから、唇がゆがんでいると正常な働きが阻害されてしまいます。ゆえに顎関節のゆがみは放置してはおけない問題なのです。
それに、食いしばるくせは顎に負担をかけてしまいますが、これも顎関節のゆがみによるもので、噛合わせに異常を来しているため、噛みしめるくせや歯ぎしりなどの噛みぐせを招いて、さらなる口内環境不備の口内乾燥症や唾液欠乏症を招きかねません。
◆ 唾液の機能
◇ 口内の粘膜保護
◇ 口内細菌を抑える
◇ 歯の洗浄
■ 唾液の分泌異常が引き起こす症状 (体のむくみ・味覚異常など)
口の中に食べ物が入った瞬間、あるいは食事をしようとする行為の前から、食べ物を見たり想像をするだけで、唾液の分泌が始まっていますので、やはりこれが消化吸収から排泄にいたるまでの第一歩なのですし、この消化吸収のメカニズムが乱れると必ずと申し上げていいほど体のむくみが起きます。
この体のむくみやすい状態で口腔乾燥症や唾液欠乏症に陥っていると、口の渇きと喉の渇きでさらに多量の水分を補給しがちになり、むくみがさらに増すという悪循環にも陥っていまいます。
味を感じる味物質は唾液に溶けることにより、舌などにある味細胞の味蕾(みらい)に届いて、その情報が脳に伝えられて味を感じています。
唾液不足の状態では、味物質が溶けにくいため味蕾へと届きにくくなり、味を感じにくくなる味覚異常(味音痴)が起きるのです。
唾液不足で口が渇くと、唾液の殺菌作用が低下して口の中に様々な細菌が住み着きやすくなり、これらも味が感じにくくなる元となります。
のどの粘膜も口腔乾燥症の影響で潤いが十分ではなくなり、風邪を引きやすくなる原因にもなります。
唾液の分泌を促進するためにはよく噛むことも大切なのですが、噛まないと満腹中枢への刺激も少なくなり太る原因にもなります。。
ドライマウスの陰に病気が隠れていることもあり、涙が出にくいようなことも一緒にあれば「シェーグレン症候群」の可能性もあります。
口の渇きが糖尿病の特徴としてありますが、顎関節のゆがみによる唾液不足も伴っているかも知れません。
顎関節症による唾液の分泌異常は、口内乾燥症(ドライマウス)や唾液欠乏症を引き起こす。