膝の痛み・辛さの原因を修復する
「鵞足炎(がそくえん)」は、膝内側の痛みが伴います。
膝の痛みをサポーターで、ごまかしていませんか?
膝に痛みがあると歩行に差し支え、日々の生活に支障をきたしてしまいます。 さらに変形性膝関節症にまで進行しますとますます放ってはおけない問題になります。また 「鵞足炎(がそくえん)」と呼ばれる状態になると、膝内側の痛みが伴います。
「膝が痛い」場合に膝サポーターを装着している方が多いようです。「サポーターを装着する」という対処法は他の関節痛と比べても、ひざの痛みの場合に特に顕著にとられています。
しかし膝サポーターをしていても原因の改善に至ることができないのは勿論、膝サポーターをしていることにより不自然に他の部位に負担を強いてしまう結果となりかねないので、かえって良くない対処法だと言うことができます。
また、一番感心しない対処法は膝の水を注射器で抜くことです。これは膝関節の中で炎症が起きている状態において、その体内で起きている火事とも言える炎症に対処しようとして水を出している生体の防衛反応を取り消してしまうことになってしまいます。膝の不調をさらに悪化させてしまう最も良くない対処になってしまうので、膝に水がたまるのを妨害してはならないのです。
膝の痛みの原因
(1) 膝靭帯の損傷
膝の故障などで膝靭帯を痛めている場合は膝に痛みが出やすいです。
前後、左右に動かす運動や、ひねり運動のときの膝を安定させているのが「靭帯」(すじ)で、これが膝関節の自由な動きを制限させている要素にもなっています。
前後方向とひねり運動時の安定を受けもっているのが十字靭帯、左右の方向の安定をうけもっているのが側副靭帯で、十字靭帯には前十字靭帯と後十字靭帯があり、側副靭帯は内側と外側にあります。
前十字靭帯は前方向へのズレとねじれを防ぎ、後十字靭帯は後方へのズレと膝のそり返りを防いでいますから、まさしく膝の関節は複数のゴムバンドでつながれているような状態になっています。
そのため、靭帯を損傷している場合は膝関節の自由な動きが制限されてしまうことにつながって膝を傷めます。
(2) 骨格全体のゆがみ
骨格全体のゆがみが集積された結果として、膝に負担が掛かっていることによって膝に痛みが出ているケースも多くあります。
骨格全体のゆがみのしわ寄せとして、膝関節の中での上下の骨である大腿骨と脛骨の間隔が狭まってしまうことが原因で、スムースな膝関節の動きが制限されて膝に痛みが出てしまうのです。
膝を悪くしている方は、「あちこちのお店を探し回っても、足に合う靴が中々見つからない」ということをお話されますが、膝だけではなく全身がゆがんでいるため、足の指も変形していびつになっていることが原因だと考えられます。足の指の痛みがあって歩行バランスも不均衡になり、年月が経つほど益々偏りが増してしまうので早急に対処しなければなりません。
歩く姿勢が悪いまま歩き続けることによって体全身がゆがみ、体のゆがみが歩く姿勢を悪くするという悪循環を重ねた結果として膝痛を招いたのです。
左足首捻挫などで怪我をして足を痛めた場合でも、左足をかばって歩くために体のゆがみが生じて、右ひざに負担がかかってきますから同様に膝の痛みが出ることがあります。
上部頸椎の矯正で膝の痛みを改善
悪いところである膝を何とかしようとして対症療法を続けていても、真の膝痛改善に至ることはできません。対症療法は医師や施術者が学んだ知識を生体に押し付けているのに過ぎないのです。
十全治療院では上部頸椎の矯正によって膝の痛みに対応いたします。怪我や傷を修復したりする働きが充分に発揮され全身のゆがみが正されることで、膝の痛みも自然によくなっていきます。
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