■ 意識では捉えにくい、自然治癒力の働き
治るということは、意識では捕らえることのできない現象で、ちょうど切り傷が自然にふさがったりするのと同様に、振り返ってみて初めて傷が癒されているのに気がつくような、さりげなく起きる本能の計らいです。
これと同様に、上部頚椎のズレ(サブラクセーション)を取り除くための、アジャストメントを受けられても、その施術自体にも、あるいは施術直後にも、実感が伴わないことが殆どです。
ただし、良くなって行くことに並行して、共通して骨格のゆがみが正されて参りますので、患者さんに参考にしていただくために、治療前と治療後に全身のプロポーションならびに顔のゆがみ、足指曲がり改善等を観察していただいております。
よく患者さんから、「特殊なベッド(サイドポスチャ・テーブル)に横になって、首のあたりを微かにポンと押して、しばらく休息用ベッドで休んでいるだけで、もう止めようと思いながら、半信半疑で通院しているうちに、何となく体調不良が良くなって、気がついてみれば、肩こりも起きなくなったし、長年患っていた腰痛も消えていました」
「いまだに、何が起きたのかさっぱり分かりませんが、先日、久しぶりに会った友人から、すっかり若返ったようで、お元気そうねと言われました」、という感想をいただきます。
このように、自然治癒力の働き自体は形もなく、目にも見えないものですから、振り返ってみれば症状や病が消滅していることに初めて気がつくというような、さほどの感激もなく、病んでいることが異常であって、治るということは極当たり前の状態に戻るだけで、何ら特別なことではないのです。
■ 生命維持に重要な働きを持つ、脳幹部の延髄
ただ、この自然に治るためには条件が必要で、それは上部頚椎の一箇所を矯正して、その状態を維持管理することに尽きます。 患部から脳への情報伝達→脳から患部への指令、すなわち診断即治療が体内で行われ、上部頚椎カイロプラクティックの自然治癒力・整体作用の効果が60兆にも及ぶ細胞に伝わり体調も整い、全身の体の変調が快方に向かい、元気を取り戻し健康体に近づいて行く・・・・
究極の理は脳の中心部にあたる脳幹の一部分であり、脳から脊髄へと流れる、神経エネルギーの中継地点である延髄にあります。この治癒力が集結している生命維持に重要な働きを持つ延髄に、この上部頚椎が関連しているということです。
この延髄の周囲には、解剖学上からも脳神経12対の内、10対と自律神経の核も多数、存在し、古代中国の文献にも「治神」と名づけこのあたりに人を治す働きがあると記載されているくらいです。
症状から治療方針を決定するものではない上部頚椎の矯正は、脳からの正確かつ迅速な神経伝達が全身を治癒に導く総合診療となります。
■ 癌の手術後の回復にも効果を発揮
癌の手術後に顔面は土色に近く、まさしく死相が現れているような、極度に衰弱していたのが、回復して顔色も良くなり、今も元気で暮らしていらっしゃるケースが数名ありますが、これも上部頚椎カイロプラクティック治療の真価を発揮した結果でしょう。
平成18年4月から通院しておられるTさんも、平成17年1月に乳癌の手術後、体調不良に陥り、体温も低下して36℃にも届かないほど冷え切っておられましたが、5回目の通院からは体は温かくなり、正常体温に治まり、顔色も血色が良くなって参りました。
「Tさん、体調も良くなられたようですし、そろそろ2週間の間隔で通院されたら如何ですか」とお勧めしましたが、「こちらへ通うのが楽しみですから、まだ1週間に1回、通わせて下さい」とおっしゃって通院されています。
きっかけは、十全治療院のホームページを見られた息子さんの勧めで、「術後の腰の痛みや足のしびれが治れば」ということからでしたが、お元気になられて何よりです。
上部頚椎の矯正は、自然治癒力を引き出せる。