スケート競技では、重心の安定を図るのにバランス良く体重移動を行うことも肝心です。股関節から膝→足首→足底感覚(フットバランス)、この連携が重要な片足に体重を乗せて滑るものですから、体のゆがみから体軸のズレがあれば致命的です。
軸足では体重を支える力、ふらつかない安定性を保つバランス等、これらには足の始まりである股関節のしっかりと安定した動きが必要です。 骨盤のゆがみがなく股関節が定位置に収まっていることにより、体軸もぶれずに安定したスケートの滑りに近づくはずです。
股関節は球関節と言って、臼状の関節窩(凹状の関節を受け)に球状の大腿骨頭が収まっているのですが、股関節の位置が悪いと、関節の中でボール上の大腿骨頭がうまく回転しませんから、股関節の痛みにつながったりします。
■ 股関節のゆがみをチェックする方法
この股関節の位置異常を調べる簡単な方法ですが、仰向けになって膝を立てて、自分自身ではなく、誰かに脛のあたりを両手で押してもらって、膝を胸の方向へ曲げて行きます。
この時に、右や左にぶれながら蛇行して行く動きがある場合は、股関節の中で大腿骨頭がうまく回転せずに動いている証拠ですから、股関節の状況はかなり悪いと言えます。 あるいは、膝の痛みに悩まされているかも知れません。
このように股関節の中の動きが滑らかでないと、歩いている時も不自然なブレのある足の運びになってしまいますので、ましてスケートの繊細な滑りにも悪影響を与えてしまいます。
O脚やX脚も、この股関節の位置異常から来ていると言えます。
その他、同じ仰向けで膝を少し曲げた状態(床面から15cmくらい離れたところ)で左右の膝の高さに差が出ていたり、最大限に曲げてみても膝と胸が接触しないのも、股関節の位置異常を表しています。
■ ハムストリングスのチェック(体をそらした時に支える力)!
仰向けになって膝を立てているついでに、もう一つの重要なテストですが、足底全体を床面にくっつけた状態で、左右の内くるぶしと親指の内側を接触したままで、お尻を上へ持ち上げた時に骨盤が傾くか、ぴたっと止まらないで揺らいでいると、これもまたスケート競技には不利な状況です。
これは、背筋力も少し含まれますが、後大腿筋(ハムストリング )といって太ももの後ろ側についている筋肉がうまく収縮しないので、体を反らした時に支える力が足りないため、ふらついたり傾いたりするのです。
スケート選手は、フィギュアもスピードスケートでも、片足を上げて背面に体を反らすわけですから、このハムストリングスの筋力は重要なのです。
上記の2つのテストは、十全治療院で治療前・治療後の確認をとっていただくために、行っている日常のテストですので、患者さんは通院の度ごとに毎回、この2つのテストでも体の変化を感じられております。
■ 上部頚椎矯正で、スケートが上手くなる !
上部頚椎のたった一箇所を矯正するだけの方法ですが、その効果は全身に及び、顔のゆがみの治療がなされたり、足の裏痛み治療になる足の指が伸びて来たりするのも自らの力で治癒に導く自然療法の一つの現れです。
スケートでの転倒で尾てい骨強打の後遺症を抱えて、ご来院される方がいらっしゃいますが、スピードが出ている上に氷上で足をすくわれて尾骨強打しますから、尾骨も大きく曲がってしまいます。
このようなことからも、十全治療院のカイロプラクティック治療は、スケート選手にも有効で、選手各個人に応じた有益な結果をもたらせます。
スケート選手は、上部頚椎カイロプラクティックでフットバランスを整えて、軽やかな滑りに !
■ 股関節の動きをチェック
正面にどこまで深く曲がるか、試してみましょう。 ただし、無理は禁物 !
股関節痛の左右方向の柔軟度も調べてみましょう !
H15年2月28日 S.K君 治療前
H16年2月26日 治療後