代謝が著しくなくなり、体幹への水分やリンパ液の環流が悪くなり、あるいは尿や汗となって体外へ排泄されるものが滞りがちになり、浮腫が起きる・・・・このように「むくみ」というものを定義できます。
◆ 免疫力を高めるためには、リンパの流れを活発に!
リンパ液が流れるリンパ管は、全身にはりめぐらせており、細胞の間に貯まった水分や老廃物そして腸で吸収した脂質などを回収して運び、心臓の近くで静脈に戻す働きを担っていますが、細菌やウイルスなどの通り道にもなっています。
リンパ管が集合しているところは、リンパ節になっていて、 異物や細菌などをせき止め そこへ白血球やリンパ球が集まってきて撃退して、そこから先への侵入を防ぐ関所の役目をしています。
免疫力を高めるためには、リンパの流れを活発にすることが重要なのです。
■ 東京在住Mさん 46歳(女性) リンパ浮腫
足の付け根(股関節)〜指先までリンパ浮腫によりむくみ、股関節の痛みも伴い歩行困難となってしまった実例をお話してみたいと思います。
東京都在住のMさん46歳(女性)、1ヶ月前から始まった左足全体の痛みが、歩くこともままならぬくらいにひどくなり、急きょ平成17年11月初旬にご来院されました。
左足全体がパンパンに張ったようにむくんで、通常の1.5倍くらいに膨れ上がり、足が痛くて座った状態から立ち上がるのも、やっとの思いで苦痛に顔がゆがんでしまう状態でした・・・・これはリンパ浮腫だと思われます。
お仕事は、とても無理なご様子でしたので、1週間はとりあえず会社を休むようにお勧めして、3日に1回の周期で2回の施術を受けられた後、何とか職場には復帰されて、12月4日の5回目のご来院時には大腿部のむくみはほぼ消滅して、膝から下の足のむくみが6割方残っている状態にまで回復されました。
ここまでひどくなられた場合は、自然に悪くなって来たとは考えにくいのですが、私の臨床経験から申し上げますと、股関節・肩関節・顎関節は同時に位置がくるって来ますから、「最近、何か大掛かりな歯科治療の経験はありませんか ? あるいは、顎関節症の症状が出ていませんか ?」とお尋ねしました。
◆ そもそもの原因は、歯科治療がきっかけの噛み合わせ異常だった
「そう言えば、7月にある歯科医院で左上の歯にクラウンを被せました後に、かなりの違和感を感じて、先生に訴えましたが、そのうちに慣れますからということで、そのままでした」とのお話でした。
歯科治療で、インレーを詰めたり、クラウンを被せたりしても、元の自然な歯と全く同じものを作るのは不可能ですから、誤差が必ず生じて噛み合わせにくるいが起きて、15種23個の頭蓋骨のゆがみが生じた結果、全身の体のゆがみへとつながって行くことがあります。
先ほども述べましたように、特に顎・肩・股関節は密接なつながりがありますから、Aさんのケースも7月の歯科治療の結果、日常生活を送る内に段々と股関節の位置がおかしくなり、ある日突然に歩行困難にいたるまでの発症となったのでしょう。
かみ合わせの異常により、偏った噛み方で食事を重ねるうちに、さらに頭蓋骨のゆがみを助長させて、顎関節・肩関節・股関節の連携から歩行も左右均等ではなく、6対4がやがて7対3のような体重バランスに偏ってしまいました。
歩行中には腕を振ってバランスをとっていますから、3つの連鎖で肩関節の位置もくるってきますから、ますます歩き方に偏りが起き、耐えられない足の痛みとむくみが生じたというのが詳細です。
ここで補足が必要なのですが、何故、左足がこんなにもむくんでしまったのかは、股関節の位置があまりにもおかしくなってしまったがために、股関節周囲の血管やリンパ管等に圧迫が起きて、体幹へ戻りにくくなったためですが、もちろん腰痛の腰椎のひずみも関係しています。
Mさんのような場合でも、上部頚椎の一箇所の矯正自然治癒力・整体作用により対応いたしましたが、歯科治療は虫歯の処置をして歯形を取り、歯科技工士が作成し、最終段階のセットし、その後の微調整にいたるまでに誤差が生じ、ほんの数ミクロンの差で明暗が分かれますから、歯科医院は慎重に選択したいものです。
足のむくみリンパ浮腫と上部頚椎カイロプラクティック