Q. 体に力が入らないことが続いていますが、よくなりますか ?
A. 神経の流れとはたらきを整えることで、体がシャキッとしてくるはずです。
「体に力が入らない」「体の活力不足で、気分的にもやる気が出ない」という状態から抜け出せないというお悩みを抱えている方は多くいらっしゃいます。
体に力が入らないことは、誰にでもまれにはあることです。ゆっくり休養をとることで回復する程度であれば、特に問題はありません。
しかしそのような状態が慢性的に長続きしているようであれば、しっかり体を整えて早く脱却するのが賢明でしょう。単純に自律神経が乱れているだけではない場合もありますから、総合的に体を変えていくことが大切です。
体に力が入らない活力のない状態は、知らず知らずのうちに疲れがたまっていて慢性疲労の状態になっていることの表われかも知れません。あるいは、消化吸収がうまく運んでいなくて栄養が行き渡っていないことが原因かも知れません。
体の各部は、本来歯車がかみ合うようにうまく連携しあって動いています。
歯車は一か所でもうまく噛み合っていないと全体がうまく動きません。
それと同様に、体についても一部に起こっている異常が全身に悪影響を及ぼしてしまうのです。
すなわち体に出ている不調は、その不調の出ている部位のみに異常があるとは限らないのです。
はっきりとした原因がつかめないままで、それぞれの不調に対処していたのでは本来の歯車がかみあっている状態に戻ることは難しいでしょう。
脳のはたらきが、体の活力を蘇らせる。
脳は知恵を備えており、その知恵が体の活力を蘇らせるカギとなります。
そのため、体に故障がおきていて何らかの不都合がおこっていても、脳がその異常を的確に判断して対処することで体を立て直すことが可能なのです。
例えば手に傷を負っても傷口が自然に塞がるのも、脳が手へ指令を送って処置をしているからです。
このように体の中からなおっていくということが最も自然で且つ効率的であり、外からの力では達成できないことです。
体に力が入らないというお悩みの場合でも、体の不都合をおこしているところへ脳からの適切な処置が届けば、手の傷が自然になおっていくのと同様に体の内なるはたらきでなおっていくのです。
体に備わっている体の不都合を修復する仕組みを引き出すことが、このような悩みから脱却することができる近道です。
首の一点矯正が、脳のはたらきを引き出す。
首の一点矯正
脳からの指令は延髄から脊髄神経、そして手足にいたるまで全身の神経へつながって体の各部へと伝達されています。これは自律神経にも繋がっています。
首の一点矯正の目的は、脊髄神経の最上部に起きているズレを矯正して、神経伝達が正しく全身へ繋がるようにするためです。
脳からの指令が的確に全身へと繋がるようになれば、慢性疲労の場合であっても、消化吸収機能が衰えている場合であっても、衰えていた体の活力がやがて蘇ってくることでしょう。