腰痛予防の基本
悪い姿勢や体のゆがみなど、身体の構造の欠陥が腰の痛みの原因
腰痛の原因は、偏った歩き方になる股関節のゆがみ
腰痛の痛みでいらっしゃった方には、股関節がゆがみにより可動域が減少して、かがむ時にも股関節が固くて股関節の痛みもあり、スムースに膝の屈伸ができないという方が結構いらっしゃいます。
このような足のつけ根の痛みがある状態だと姿勢が不自然になり、日常生活の中での動作をくりかえしているうちに、負担をかけて腰の痛みを招く悪循環に陥っているのです。
「痛くて、腰を曲げると辛い」、「立ち上がる時に腰が痛くて、しばらく歩けない」、「電気が走るような感じの、腰の痛みを感じる」、「同じ姿勢でいると、腰がつらい」、「仙腸関節が痛い」と訴えられることがよくあります。
何故ならば、例えば座ろうとして腰を下ろす時、あるいは階段の上り下り、床に置いてある荷物を両手で抱えて腰を下ろして持ち上げる時など、股関節が固いのをカバーした姿勢を取らざるを得なくなり、それが腰に負担をかけやすい悪い姿勢になります。
この悪い姿勢で日々の動作を積み重ねていくうちに、段々と腰が重くなったり腰が痛くなったり、ギックリ腰などの急性腰痛を招いてしまうのです。
再発しない腰痛症状の予防のためには、腰椎のひずみだけではなく、この股関節の状態も正しくなければ安心できませんし、股関節の位置異常は、左右の脚の運びも不安定になり、フットバランスも不均衡で歩行中にも偏った歩き方になるため極めて悪循環なのです。
股関節・肩関節・顎関節、この3つの関節は、関連性が深く3つの関節全てが連係して位置異常を起こしているのがほとんどなのです。
つまり、よくある体のゆがみパターンは、唇がゆがみ顎関節症、肩こりいかり肩、股関節のゆがみからO脚・X脚といった感じですが、ゆがみ矯正効果としてほぼ同時に移動し始めます。
股関節のゆがみチェック
股関節の固さが気になる方は、仰向けになって膝を抱えて胸に膝がどれくらい接近するか、試してみて下さい。(胸と膝が接触するのが理想です)
次に、仰向けのままで床面から10cmほど、足底を浮かした状態で、左右の膝の高さを比べてみると、差が出ているはずです。 これでは普段の生活の上で偏った動作になってしまいます。
やはり、長年偏った歩行を続けているうちに骨盤がますます傾いていき、歩き方のバランスもさらに左右差が生じて、フットバランスも偏り悪循環に陥ってしまうばかりです。
下の画像は、足底と足の指変形の改善例です。 股関節の位置異常は、足底や足の指にも悪影響を及ぼし足指の変形を招きします。
この股関節のゆがみを放置しておくとさらに偏った歩き方になり、体はどんどんとゆがんでいくばかりなのです。
外反母趾の原因は、骨盤ならびに股関節の位置異常により、特に片方の脚が外側へ弧を描くようなぶん回し歩行となり、親指から着地し、段々と内へ曲がって来るのです。
これら2組の画像は、申し上げるまでもなく、股関節の位置異常も伴っています。
施術前
施術後
(※ 効果には個人差があり、すべての方に同じ効果を保証するものではありません。)
施術前
施術後
(※ 外反母趾と土踏まずのカーブに注意)
(※ 効果には個人差があり、すべての方に同じ効果を保証するものではありません。)