子供の施術
【健康レター】~ お子さんのご来院について ~
ぐずったりしている、子供への施術

当院には、乳幼児を含むお子さんも大勢いらっしゃいます。よくあるきっかけは、お子さんがぐずって仕方がないとか、じっと座っていられなくて落ち着きがないということでご来院されます。
大人であれば、体のつらさを訴えたり表現する術(すべ)は心得ていますが、小さなお子さんは体の不調をうまく言葉で表現できないので、必要以上にぐずったりしているわけですが、体調が良くなると自然にぐずらなくなり、お母さんの余分な負担も減ってゆきます。
多くのお子さんは、病院と勘違いして「痛い注射を打たれるのではないか」と恐怖が先に立って泣くことがありますが、2~3回目からは、本能的に体にいいことが起きていると感じているからでしょうか、自ら手や足を差し出してくれることが多いです。
特に幼いお子さんが経過良好になるにつれ、親御さんのお歓びになられているご様子や、お子さんのいきいきと元気はつらつになられていく様子を拝見させていただくと、思わず微笑んでしまいます。
印象深かった、最近の例をご報告させていただきます。
① 3歳の男の子ですが、「食欲がなく、眠りが浅く疲れやすい」「かんしゃくを起こしやすくて、くよくよする、転びやすい」など疲れ切った感じで顔色も悪く、誰がみても体調を崩しているとしか思えない状態でした。2回目の施術後までは逆にぐったりとして体中がだるいという好転反応がでましたが、3回目後からは見違えるように顔色もよくなって笑顔も出てきて簡単に転ばなくなり子供らしく活発に動きまわるようになりました。
② 9歳の男の子で、「頭痛が毎日あり、目の奥が痛い」「背中が痛くて、寝る前にさすっている」などで、顔色も悪く覇気がない状態でした。5回施術後にはあちこちの痛みはなくなりましたが、背骨に問題がある箇所があり、今は3週間に1回のペースで通院しておられます。
①は吸引分娩で頭蓋骨が歪んだことで、②は1歳と5歳の時に転倒して頭部を打撲したことと背骨を痛めたことが原因になっていました。
このように、昔の怪我によりバランスが崩れて偏った姿勢の悪循環になり、その後も尾を引いているケースが大人でもよく見受けられます。
悪循環から脱却し、好循環に転換していくと自然に学業成績がよくなり、社会人では業績が上がるなど、体が全ての資本ということです。なお理想的に、妊娠中から施術を受けられる方もいらっしゃいます。顔色がよくなり、元気はつらつとしてくることから、風邪やインフルエンザに掛かっても、病院ではなく当院へ連れて来られる親御さんもいらっしゃいます。