上部頚椎カイロプラクティックの効果として、運動機能の向上も挙げられますが、「先生、最近、ゴルフの調子がとても良くなって、ボールも良く飛ぶし、パターも狙いが定まるようになりましたが、やはり体のゆがみが整うからでしょうか
?」と患者さんの方からよくお話が出ますので、その訳をお話してみましょう !
ゴルフ愛好者からは、「飛ばしたい」、「飛距離アップ」、「ショットがぶれる」、「軸がふらつく」というおゴルフ上達に関する話しが出ます。
ゴルフは、野球とかテニスのように動いているボールではなく、止っているボールを対象としていますので、とにかく地面にどっしりと重心を定めて立ち、安定した左右の脚の体重移動が肝心ですが、それには、体の歪みがあるとバランスが悪くなり、安定し辛くなるのは自明の理です。
体全体のゆがみが関係しているのは事実ですが、ここでは特に関係が深い骨盤の歪み〜股関節のゆがみについて述べてみます。
股関節の可動域が正常になると、体重移動が旨く運ぶようになり、野球のバッティングやゴルフクラブのスウィングにおいて、上部頚椎カイロプラクティックの成果が顕著に現れて来ます。
確かに練習によって技術が向上して行く面は多分にありますが、訓練以外の側面では、やはりこの根本であるカラダがしっかりしておかないと、真の上達に至るのには無理があり、余計な苦労も伴うことでしょう。
足の始まりは足のつけ根の股関節ですから、この左右の股関節の歪みが定位置に治まってくると、自然に重心も正しく定まり易く、これは体の安定を生み出します。
下半身が安定していると、上半身のブレを少なく、コントロール出来るため、下半身の体重移動に合わせて、上半身→腕→グリップ→クラブヘッド→ボール→フォロースローという形で、無駄のない自然な動きが可能になります。
これはやはり体が、体のゆがみが改善されシンメトリーに近づくほど、スムースに行えるはずです。
■ 足の裏で大地をつかむ感覚を培うことが大切
余談ですが、足の指で大地をしっかりとつかんだ感覚が大切なのですが、これは足の裏から大地の反作用をゴルフスウィングに加味し、伝達する大地との接点ですから、足の握力も大事ですが、何分にも普段では意識して使っていない訳ですから、「足の裏で大地をつかむ」感覚を培うこと自体も難しいかも知れません。
この「足の裏で大地をつかむ」感覚訓練は、多方面でも応用されているようですが、太極拳もそうですし、通院されている声楽(オペラ)の先生も「発生練習の段階から意識して、複式呼吸と一緒に訓練しています」と言われてました。
やはり芸事においては、外見からは想像がつかないところまで、意識して体を使っているのだなぁと感心しました。
もっと繊細な使い方を耳にしましたのは、陳氏太極拳・陳氏第二十世 陳 沛山 老師のお話ですが「手も5本の指が理に適った、それぞれの動きをしているのですが、靴に隠れて外からは見ることは出来ませんが、実は足の5本の指、1本・1本がその動きに応じて、精妙に動いているのですよ」とお話されていたのを思い出しました。
大リーグのイチロー選手も、このような足の指の動きを、バッティングに反映されているのかも知れませんね・・・・
■ 足の指 痛みと足裏の痛み治療効果(初診・一時間後)
下の治療前と治療後の足底の写真を見比べて戴きたいのですが、治療前は指が曲がっていて足底の横ジワがたくさんあったのが、治療後には指が伸びて横ジワが少なくなっています。
このような治療前の状態ですと「大地を足の指でつかむ」のは、幾ら意識しても、すでに足の裏の筋肉が縮んでいる状態ですから、足底の筋肉を収縮させて「大地をつかむ」というのは無理でしょう。
このように、原因を根本から突き詰めて行くと、結果は苦もなく出て来ますが、これを足の指が曲がっているからといって、引っ張ったり、揉んだりしても、その場限りの一時凌ぎにしかなりません。それどころか、施術者の学んだ知識を、患者さんの生体に押し付けているだけで、逆に害を及ぼすことでしょう。
H20年 5月31日 RBさん
かぎ爪趾・治療前
(画像クリックで拡大)
H20年 5月31日 RBさん
かぎ爪趾・治療前後
(画像クリックで拡大)