股関節の痛みとストレッチ
股関節は、「歩く」「立ち上がる」「しゃがむ」など日々酷使されています。いつ異常が起きるかもしれません。ちょっとの違和感でも放置していると最悪の場合には「寝たきり」に繋がることも・・・
股関節に痛みが走ったり、歩くと股関節が痛いことが続いていませんか。
股関節痛でお悩みの方が増えてきています。その大きな原因の一つとして、ヨガや股関節の柔軟ストレッチの流行が考えられます。
股関節ストレッチは、骨盤のゆがみを招くので要注意です。
ヨガやストレッチは無理なポーズで無理やり股関節や脚を伸ばそうとするので、筋肉や靱帯をひっはり過ぎて骨盤のゆがみを招いてしまうのです。
骨盤がゆがんでいると、股関節の痛みが発生しやすくなります。
股関節が痛むしくみ、そして股関節の痛みをとる方法ついてわかりやすく説明しています。
股関節が痛むしくみ
股関節の構造
股関節は、関節窩(かんせつか)という骨盤の左右にある臼状の凹面が、大腿骨の上端の丸い部分(大腿骨頭)でボールを受けるような仕組みになっています。
つまり、ちょうどボールを両手で包み込んだときにボールが手の内側で回転していくような感じです。
股関節の球関節(臼状関節)の内側で球状の大腿骨頭が回転することにより、自由に脚が動かせるようになっています。
歩く・走る・座る・かがむ・階段の上り下り・ボールを蹴るなどの動作は、この回転する股関節の動きにより成り立っています。
骨盤のゆがみが、股関節の痛みの主たる原因
脚のつけ根の股関節の痛みを引き起こす主たる原因は、骨盤のゆがみにあります。
骨盤の恥骨結合(下記の図②)や仙腸関節(下記の図③)の離開が起きると、骨盤が歪んでしまいます。
ヨガや股関節のストレッチは、そのような状態を引き起こしやすいのです。
骨盤に歪みがあると、太ももの骨の一番上の大腿骨頭が凹面である関節窩の中で、滑らかに回転しにくくなります。特に「後傾骨盤」になっていると大変で、この傾向が強く出ます。
そのため股関節の中で大腿骨頭がぶつかって、かがんだ時に引っ掛かったりして脚の付け根に痛みが出ます。
股関節だけが固いというような場合は、様々な体のゆがみが集積されて、特に股関節にしわ寄せが起きているのです。
このような状態では股関節の中にある滑液が偏って溜まっていることがあり、そのままだと股関節が滑らかに動かず炎症を起こす可能性があります。
そのためストレッチやヨガなどで股関節や脚だけを柔らかくしようとしても、無理が掛かって、かえって股関節を痛めて炎症をさらにひどくしてしまうだけです。
「足が開きにくくて、胡坐(あぐら)がかけない」「偏って、歩いている」このような場合は、股関節の歪みを疑ってみないといけません。
以下のような股関節の自覚があれば、骨が擦れて変形性股関節症になる可能性もあり要注意です !
中腰になったときに股関節が痛い
歩いていて股関節が「カクッ」と外れるような感じがする
坂道を歩き続けると股関節が痛くなる
たくさん歩いた翌朝に、起き上がるときに股関節に違和感がある
股関節が固まって動かない
① 腰仙関節 ② 仙腸関節 ③ 恥骨結合
股関節のゆがみをチェックしましょう !
股関節のゆがみのチェック方法として、以下を参考にしてください。
① 股関節の可動域と膝の位置で比べる方法
仰向けで膝を立てて、膝を胸に近づけるようにして、膝頭の位置が見えるまで曲げてみます。
その際、膝の高さの左右差が大きく出ているほど、股関節の歪みがあるので確認してみましょう。
② 膝を胸に近づけるように曲げていき、ひざの動き方を見る方法
仰向けで膝を立てて膝を胸に近づけるように曲げていったとき、まっすぐな動きをしなければ、股関節が歪んでいることを表しています。
股関節がゆがんでいると、蛇行しながら胸に近づいて行く動き、あるいは斜めに倒れるような動きをします。
③ 仰向けで膝を曲げて足の裏を床面に着けたままで、左右に膝を倒す方法
片側あるいは左右両方とも固くて深い角度まで倒れにくいようであれば、股関節が歪んでいます。
※ 股関節のゆがみがあって足の運び方が偏りが起きていると、靴の踵の減り具合が左右違っているかもしれません。
股関節の痛みをとる方法
全身の骨は約206個そして関節は約260ヶ所あります。それらの体のすべてが関連あってゆがんだ結果として、股関節にもしわ寄せが起きて痛みがでているのです。
根本的な股関節の痛みをとるためには、股関節だけではなく五体がすべて整うことが重要です。
首の一点矯正で、股関節の痛みに対応いたします。脊髄上部への神経圧迫をとることが矯正の目的です。
上部頚椎のズレが矯正されて脊髄への圧迫がとれると、脳からの指令が全身へ的確につながっていくことにより脳の力がはたらいて、骨盤のゆがみや股関節のゆがみも自然に矯正されていくという仕組みです。
お問い合わせ・ご予約の前にのページへ
>施術の方法と特長のページへ
首の一点矯正により、股関節の歪みがとれると足の指が伸びることがあります。
変形していた足指が矯正された写真をご覧ください。
股関節や膝を悪くしている方は、「あちこちのお店を探し回っても、足に合う靴が中々見つからない」というケースがよくあります。
股関節の歪みから偏った歩き方を続けていると、足への体重の掛かり方のバランスが崩れて足指の変形が生じるのです。
逆に股関節の歪みがとれてくると歩き方も正しくなって、自然に足指の歪みも矯正されていきます。
首の一点矯正により、脳からの指令は全身に伝達されますから顔の形も変わります。
以下のページをご覧ください。顔の形が変わったり曲がっていた足の指の変化をご覧になれば、視覚で確認できない股関節の位置も変わっていくことを現わしています。
股関節痛の施術体験・直筆 ご来院者様の声
「1回目の施術で、両下肢の長さの差がなくなり、長距離を歩いても股関節痛・腰痛は出なくなりました」
(※ 効果には個人差があり、すべての方に同じ効果を保証するものではありません。)
福田 正一から、S.Y 様への一言
自らの力で修復に導く自然療法である上部頚椎矯正による変化は全身に及び、快方に向かう毎に体の歪みは矯正されますから、股関節の痛み・つらさだけでなく腰痛や口が開かない原因さえも改善に向かいます。
※ 痛みがぶり返す恐れがあるので、マッサージ等は行わないようにお願いしています。
腰痛持ちから抜け出すのページへ
顎関節症のページへ
股関節の歪みが引き起こす、体の不都合
足のつけ根部分の股関節かゆがんでいると、足先まですべてが歪みます。歪みが連鎖して様々な悪影響が足のあちこちに及ぶ恐れがあります。
O脚矯正・X脚矯正のページへ
足首捻挫のページへ
膝の痛みのページへ
足のむくみ・リンパ浮腫のページへ
腰痛と足のしびれの関係のページへ
股関節痛の放散痛部位
股関節痛の変異
走っている時の股関節の動き