顎関節症と口の渇き 内臓の不調
あごが歪むと唾液分泌が正しくなくなり、胃腸などの内臓の不調につながる。
胃腸への負担をかけることがある、顎のズレ
口の中が渇いてしまうことが頻繁にありませんか。唾液が十分に分泌されていないのかも知れません。
口が渇いて顎(あご)が歪んでいると、顎の周囲にある唾液腺を圧迫して唾液分泌が正常に行われないことがあります。口の周りには8種類の唾液腺がありますから、顎のズレが唾液線を圧迫して唾液線の機能が低下して唾液が十分に分泌されないので、口の中が渇いてしまうのです。
これが消化吸収の第一歩のつまずきとなり、正常な消化吸収のパターンがくずれてしまいます。
唾液の分泌が、消化吸収から排泄にいたるまでの第一歩であるということができます。
口の中に食べ物が入った瞬間から、あるいは食事をしようとして食べ物を見ただけでも、唾液の分泌が始まっています。
唾液で食物を十分に消化できていないと、胃から始まるその他の消化器官にも負担を掛けることになり、内臓の不調にも結びつきます。
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成人で1日あたりに約1.5リットルの唾液を分泌しますが、1日のお小水の量と同じくらいに多いのです。
唾液分泌が滞ったり出すぎたりすると、快食・快便の妨げになります。
唾液が十分に分泌されず、口の中が渇いてしまうのです。
唾液は食事中だけではなく、しゃべっている時や眠っている時にも必要に応じて分泌されいて、口の中を唾液成分により清潔に保っています。
ドライマウスの陰に病気が潜んでいることもあり、涙が出にくいことも伴っていれば「シェーグレン症候群」の可能性もあります。
その他、鼻づまりによる口呼吸、風邪薬や鎮痛剤の服用も口内乾燥の原因になることもあります。
口内が渇く原因を総合的に取り除くことが重要です。
唾液がむくみにも 影響する
唾液の分泌が消化吸収から排泄にいたるまでの第一歩なのです。
この消化吸収のメカニズムが乱れると、体のむくみも発生しやすくなります。
口の仲が渇くので多量の水分を補給しがちになり、むくみがさらに増すという悪循環にも陥ってしまいます。
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唾液が味覚にも関係している
味を感じる味物質は唾液に溶けることにより、舌にある味細胞の味蕾(みらい)に届いて、その情報が脳に伝えられることで味を感じています。
唾液不足の状態では、味物質が溶けにくいために味蕾へと届きにくくなり、味を感じにくくなる味覚異常(味音痴)が起きるのです。
唾液の殺菌作用
唾液不足の状態では、唾液の殺菌作用が低下してしまいます。
そのために、口の中に細菌が住み着きやすくなって、虫歯や歯周病に罹りやすいことにもつながります。
のどの粘膜も口腔乾燥の影響で潤いが十分ではなくなり、風邪を引きやすくなる原因にもなります。
唾液の分泌を促進するためにはよく噛むことも大切で、噛まないと満腹中枢への刺激も少なくなり太る原因にもなります。
唾液が美肌に貢献する
唾液の分泌が十分に働いていないと、美肌に関係する唾液ホルモンのパロチンも不足して、肌荒れなどの悪影響を及ぼしかねません。
首の一点矯正が、唾液の分泌異常を変える
矯正の目的は、脊椎の最上部に起きている脊髄神経への圧迫を取り除きます。
脳からの指令が体の隅々に届くようになると顎関節の歪み矯正も始まって、唾液分泌も正常に近づいてまいります。
顎関節だけではなく全身が対象で、頭蓋骨が動くことにもつながり顔の歪みも矯正されます。
首の一点矯正により、消化吸収力を高めて胃腸の働きを活発にします。
下顎(オトガイ)の歪み 施術前 |
下顎(オトガイ)の歪み 施術後 |
(※ 効果には個人差があり、すべての方に同じ効果を保証するものではありません。) |