顎の周囲には、多数の唾液腺が存在しますから、顎関節の位置異常により唾液分泌を阻害(ドライマウス)してしまいます。 これが消化吸収の第一歩からのつまずきとなり、そのメカニズムをくるわせてしまうことで、負担をかけるために内臓疾患にも結びつきます。
口の中に食べ物が入った瞬間、あるいは食事をしようとする行為の前から、食べ物を見たり想像をするだけで、唾液の分泌が始まっていますので、やはりこれが消化吸収から排泄にいたるまでの第一歩なのです。
成人で1日あたりに 1.5リットルの唾液を分泌すると言われていますが、これは1日に出るお小水の量とほぼ同じくらいを出しているわけですから、これが滞ったり出すぎたりすると快食・快便の妨げになり、滋養の吸収もスムースに行かず、体調不良を引き起こしてしまいます。
唾液は量だけではなく、唾液の質もバランスを保てていなければなりませんが、大唾液腺である耳下腺、顎下腺、舌下腺の3つと小唾液腺の口唇腺、頬腺、舌腺および口蓋腺、洗浄腺の合計8種類の唾液腺が備わっていて、これらの唾液成分がバランス良く働いてこそ健康を維持できるのです。
実は、これが一番の肝心要であり、顎関節の位置がくるうと生体には大変な悪影響を及ぼしてしまい、唾液の分泌がバランスを保てていない分、消化器系の内臓にも負担をかけることになります。
長期に渡る唾液分泌異常の悪循環により、ドライマウス口内乾燥症に悩んだりやがて内臓疾患へとつながってしまうのです。
一般的に行われている医療行為は、検査をして薬を処方しているのが通例ですから、これでは仮に胃の調子が悪いとして、永続的に胃腸薬を服用しているのが関の山で、根本的な解決に至らないばかりか、薬の副作用にも苦しむことになりかねません。
豆知識として知っておいて戴きたいのですが、小唾液腺の洗浄腺は食後に口の中を洗浄する役目で、つまり虫歯にならないように働くので、食後30分後に歯を磨いた方が賢明で、この洗浄の時間を与えずに、歯磨きをするのは自然の理に反することなのです。
これらの8種類の唾液腺は、すべて口の周囲に存在しているわけですから、唇がゆがんでいると正常には働いていないと、考えるべきです。
その他には、唾液ホルモンのパロチンも関係していますので、皮膚にも悪影響を及ぼしますので、美肌を願っている方は、顎のゆがみを整えるのが先決です。
顎関節のゆがみは、歯の噛合わせにも異常が起きて、食いしばりや歯ぎしりなどの噛みぐせを招いていまいます。
歯やあごに不自然な力が加わる日常生活の癖を「態癖(たいへき)」と呼ばれていますが、 ほおづえや、唇をかみしめたり、舌で歯を押したりするなど様々な癖があります。
これらの態癖は、1日当たり100回以上も行っている場合もあって、1回ではさほどの刺激ではないのですが、毎日の回数が多い分、態癖による刺激が歯や顎に負担をかけてあごの骨の変形を招いたり、上部頚椎矯正後の顎の痛み治療の自然治癒の妨害になりますから注意が必要です。
■ 首の骨を押すと顎関節症治療になる
上部頚椎を矯正する目的は、脊椎最上部に起きている神経圧迫を取り除いて、脳からの指令が全身へと行き届くようにするためです。
この脳からの指令が確実に身体の隅々に届くようになれば、顎関節症の患部にも脊髄神経を介して脳からの指令が届いて自然に顎関節の歪みが消滅して唾液分泌も正常になるのです。
それは、上部頚椎カイロプラクティックの自然治癒力・整体作用が担います。 首の骨を矯正する目的は、脊椎最上部に起きている神経圧迫を取り除いて、脳からの指令が全身に届くようにするためです。
けっして顎関節症のためだけの施術ではありませんから、首一カ所の矯正は、全身が対象になります。 したがって、顔麺整体効果や足の指矯正という体ゆがみ矯正効果が全身に現れます。
自然治癒力が働く時には共通の法則があり、快方に向かう毎に体のゆがみが矯正されて参ります。 これも自然治癒の一部分にしか過ぎません。
顎関節症による唾液の分泌異常(ドライマウス)は、未病を引き起こす。