体のゆがみが矯正されると、自然に姿勢はよくなる
【健康レター】 ~ 姿勢を正そうとしては、いけません ~
意識して姿勢を正す動作を続けていると、背骨がゆがむ

体がゆがんでいるから姿勢が悪くなっているのです。それを意識して何とかして姿勢を正そうとしてはいけません。体がゆがんでいても脳はゆがんでいるなりにも最良の状態を保とうとして、さらに悪化しないようにと努めています。
例えば、左足首を捻挫すると右側に体重を掛けて歩いたり立ったりするようになります。補正的なゆがみが発生している状態です。これは捻挫の後の足首が悪化しないようにしている本能的な計らいなのです。それを左の骨盤が高くなっているからそれを意識して骨盤が水平になるようにしていると、左足首はさらに悪くなってしまいます。
これは一つの例であって、体を立て直すのは脳の力がはたらく本能の計らいです。他の場合であっても同じであり、意識下ではなく本能的な計らいで無意識の状態で体は修復していきます。巷には情報が溢れていますから聞きかじったことを体に当てはめてはいけません。間違ったことをしてしまいます。
その他「片噛みをしているのでもう片方で噛むようにしよう」「右側で鞄を持つことが多いので、左手で持とう」なども同様です。
よくあることは、学校や家庭で「背筋を伸ばして姿勢を正しなさい」と常々躾られていることです。長年に渡って体に染みついていることですから、四六時中小刻みな力を背骨に加え続けることになり、よくありません。
このようなことを続けていると、当院の施術で正常な背骨のS字状カーブが保たれようとしているのに、それに抵抗していることになり、回復が遅れてしまいます。
当院では、脳からの指令を十全に導くので、無意識の状態で体が修復されていきます。上部頚椎が矯正された状態を維持しておくと、体は自然に快方に向かい続けていきますのでご安心ください。